47年と131日目の「権利と行使を考える」

子供の泣き声を聞くと、胸を締め付けられることがあります。

 

子供の泣き声に、今はもう、いなくなってしまった幼い我が子たちを投影しているからでしょう。

 

そして、それは戻ることのできない過去への後悔の念が、そうさせるのではないだろうか。

 

一番上の子は、よく泣く子だった。私と似ていて、シクシクと静かに泣く。

 

その子は、もういない。今はもう、大人の仲間入りを果たしている。

 

ここまでアッと言う間だった。

 

子供を連れていながら、スマホの画面から目を離さないお父さん、お母さんたちをみると過去の自分を顧みる。

 

子供の成長は早い。過ぎてしまうと一瞬。

 

私は、子供の成長をみることのできる特等席に座る権利を得た。

 

私は、ちゃんと権利を行使しただろうか。

 

入園式や運動会などのイベントがあるときに成長する訳ではありませんでした。

 

当たり前のことかもしれませんが、子供は日々成長しているのです。

 

ちゃんと子供の日々に向き合っただろうか。

 

そういう思いが、私の胸を締め付けるのだと思う。

 

幸いなのは、子供たちが大きなケガや病気もなく育っていること。

 

そして、今のところ親子関係が良好なこと。

 

「ありがとう」としか言いようがない。