47年と127日目の人生探求

昔は、もっとムダが多かったし、余裕があったような気がする。

 

インターネットのない頃の話だが…

 

友達の家に行って、空振ることなんて日常茶飯事だった。

 

駅で長いこと電車を待つことなんて当たり前で、そういうもんだと思っていた。

 

土日の予定なんか決まっていなくても、日がな一日ゲームをしたり漫画を読んだりした。

 

それでも、何の焦りもなかった。罪悪感もなかった。

 

今はどうだろう…

 

相手先にわざわざ行くこともない。電車なんか待たない。

 

土日の予定が埋まっていないと、どことなく焦る。有意義に過ごさなければいけないという気持ちになる。

 

すべてにスピードが求められ、効率が重視され、ムダを排除しなければいけないような気持にさせられる。

 

自分の人生が折り返しを過ぎ、『死』というものが若いころに比べてリアルになってきたからだろうか?

 

残された時間が少ないことが分かってきたから、焦っているのだろうか。ムダを排除したいのだろうか。

 

私には、家族がある。仕事もある。収入は多いほうではないが、衣食住に苦労はしていない。恵まれている。幸福なのだと思う。

 

では、私は、何を探しているのだろう…